測定の注意点のメモ(今まで測定していて気づいたことをメモっておきます。)
最近の食品測定の確認の手順と課題(準備中)
◯ソフトウェアのバージョンの確認と精度の確認
新スクリーニング法の関係で,多くの会社が問題点など修正し、使い勝手などが良くなっているケースが多い。会社のサポートと方の連絡を取って問題点などを聞いておこう。導入時のソフトをそのまま利用しているケースが多いです。その理由の一つに,予算が国・県などから出て,納入先と実際に利用する先でコンタクトがとれないケースがあります。注意しましょう。(ちなみにEMF211のソフトはバージョン3です。購入時はバージョン1(2012/1)、春にバージョン2(2012/3)で夏にバージョン3(2012/8)です。)
◯機器効率・感度の確認と室温管理
一応,校正は一年に一回となっていますがこれは最低限です。厳密な測定になればなるほどずれが大きくなります。実際に自分で機器校正をしてみると,季節による室温設定の違いや機器ずれがよくわかり、機器の特徴がわかります。
特に温度変化は重要で、空調があったとしても、夏場や春・秋、冬では、空調の設定温度が異なるので、単純にそれでもNaI結晶の温度が変わります。同じ物を、計測しても結構,春と夏では変わりました。できるだけ一定にした状態で、体積線源があるなら、定期的に確認してみましょう。
◯遮蔽
◯様々な誤差を知ろう
○充填と容器の確認
・最近は、測定者のよる充填誤差・違いが大きいことがわかりました。正しく計量することは結構難しい。メスシリンダーや計量カップなどを使い,容量・体積の感覚をつかむ事をことが重要だと思う。多くの臨時雇用で測定している方の中には,体積と重量を間違えている方がいました。食品毎の密度等もおおよそ知っているとよいかもしれません。
また,詰め方も少量ずつ丁寧にしっかりつめて行く事が大切で、充填不足や、詰め過ぎに注意して欲しい。特にマリネリ容器では,ビニールを使うため充填不足や、線より上まで詰める詰め過ぎのケースがよくあります。
・容器も、安価なポリ材質のマリネリがでてきて、購入しやすくなりました。しかし、結構マリネリ容器の容量の確認の線などがないものや、線がアバウトだったりします。一度、密度1の水を利用して,容器の体積を確認しておくとよいです。結構いろりろあります。
容量
時間
容器の形状
BG
エネルギー校正
検出器の種類
ソフト
K40(コンプトン散乱の影響)
エネルギー分解能
機器効率の校正
◯測定機の検出限界・検出下限
BGノイズなど、測定場所による検出限界など知ろう。
◯いくつかの既知の検体での確認
既知の検体を利用して、様々な実験をして、測定器の性質を理解しよう。
・測定時間による測定値の違い
・測定時間による誤差
・測定時間毎の繰り返し測定による測定値の誤差
◯全く汚染されていない食品をじっくり測ってみよう。
その汚染されていない食品の傾向をスペクトルからつかもう。
◯K40を多く含む食品む全く汚染されていない食品をじっくり測ってみよう。
K40のコンプトン散乱の傾向をつかもう。